今回は子宮頸がん予防のワクチンについてです。
ヒトパピローマウイルス(HPV)というウイルスの一種が、
子宮頸がんを発生させることがわかっています。
これは以前にもここで説明させて頂いたと思います。
特に最近日本ではは20歳〜30歳台の若い女性の子宮頸がんが増えています。
若くして罹患することはかなり悲惨な結果をもたらすことも多い疾患です。
これを防ぐためにこのウイルス感染を抑えるため
つづきの記事はここから→めにこの予防接種が始まりました。
この春から定期接種の一つとなり、
中学1年〜高校1年までの女性に無料で接種できます。
2種類のメーカの異なるワクチンがありますがいずれも3回接種が基本です。
このワクチンは以前から世界中で使用され、
将来、若い女性の子宮頸がんの不幸を減らす効果が期待されています。
ただしワクチンだけですべてのがんを予防できないので、
大人になったら定期的な健診を受けることが大事です。
最近いくつかの種類の副反応との関連が指摘されたため、
先週の金曜日から、積極的な接種のお勧めの見あわせの状態になっています。
しかし接種自体はご希望があれば可能です。
政府のこの判断が我が国に暮らす将来の若い女性たちにどういう影響をもたらすのかは不明ですが、因果関係についてしっかり調べて、各種の症状に悩む人達によりよい解決法が見つかることを期待します。
一方では、かつての麻疹やいま大流行の風疹のように
世界から取り残されたかたちで
若い女性の子宮頸がんが日本だけに増えることがないよう祈ります。
※追記
当初ウイルスの名称を誤って記載していました。
訂正しております。