ワクチン強化月間 その9

早くも昨日、梅雨が明けました。

それでもワクチン強化月間を続けます。

今回は4種混合ワクチンです。

昨年までは3種混合でした。
ジフテリア・百日咳・破傷風の3種です。
いずれも乳幼児には怖い疾患です。
ジフテリアと破傷風の患者数は減っていますが、
罹ると命に関わる重大な疾患です。

百日咳はそれに比べると今でも見かけることがあります。
特に最近では成人の百日咳が増加しており、
一般的な認識不足もあり有効な治療を行えず、
結果として赤ちゃんにうつしてしまい重大な病気を起こします。

大人ではしつこく続く咳の風邪、といった感じですが、
赤ちゃんでは脳症により意識障害や痙攣を起こしたり、
突然呼吸が止まったりする非常に危険な疾患になります。

3種が4種に増えたのは
不活化ポリオワクチンが加わったためです。

去年の途中まではポリオは飲むワクチンでした。
効果は高いのですが、副反応の面からは注意の必要なワクチンでした。
世界の趨勢からだいぶ遅れていたのですが、
昨年からようやく注射による不活化ポリオワクチンが使用できるようになり、
最初はポリオ単独ワクチンが、
その後3種と一緒になった4種混合のワクチンも使用できるようになっています。

ポリオに関しては4種だけでなく不活化ポリオ単独ワクチンも使用可能です。
以前のポリオ生ワクチンは2回接種だったのですが、2回済んでいない場合には合計で4回接種になるよう不活化ポリオワクチンで接種を完結させる必要があります。

4種混合は生後3か月から接種することが原則です。
生後2か月の時に初回接種したヒブと肺炎球菌の2回目の接種と同時にこの4種の初回接種をされる方が多いようです。
最初の年に3回接種し、翌年に追加接種が必要です。